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JAZZと文庫本
学生の頃、画家を目指していたT君は、いつも文庫本を手に2冊持って、僕の隣に座ってはJAZZのことをよく話してくれた。

音楽なら僕もよく聴くが、JAZZはさっぱりだったので、彼のJAZZ好きに感心し、レコードを買ってみようかという気分になった。

とりあえず何がいいのか尋ねると「ジョンコルトレーンかな」と彼は言った。



そして、僕はレコード店へ行ったのだが、頭に入れたその名前が出てこなくなり、なぜかジャズのコーナーからおみくじでも引くように1枚のレコードをつまみあげた。


グラントグリーン「ヒズ・マジェスティ,キング・ファンク」というアルバムだった。


後日、T君に会ってグラントグリーンはどう?と尋ねてみると「あ、あれね」というだけで、あまりお好みのようではなかった。

しかし、僕はそのレコードばかりしばらく聴き続けることになった。



ところでそのT君の手元にあった2冊の文庫本はいつもタイトルが違っていた。T君には、感心しっぱなしなのであった。

| 日々のこと | 11:20 | - | - |
9月27日の朝
スタジオ前のこぶしの木からたくさんの赤い実が落ちていました。

主にカラスがつまみそこねた実だと思いますが、葉の陰にかくれていた実が赤くなっていて秋を実感します。

| 日々のこと | 10:04 | - | - |
9月22日の朝
 ひんやりと足元に寒さを感じ目を覚ましました。


忘れてしまいそうだった秋がもうここにやって来ています。

ずい分長かった今年の夏はもう遠くへ行ってしまったような気がしました。


北海道の秋はあっという間に駆け抜けて行きます。


ぜひ楽しみましょう、そして感じましょうこの秋という季節を。

| 日々のこと | 09:48 | - | - |
読書コンプレックスの札
学生になって間もない頃、ある先輩の部屋に招かれてガクゼンとした。

四畳半いっぱいに本棚が並び本という本がギッシリと詰まっていたからである。


「こんなに本を読まなくてはならないのか・・・」

なぜかそんなことを思った。



その日から、自称「読書コンプレックス」の旅は始まった。


とりあえず、そこにあった小説家の名前を二人だけ覚えて、その二人を中心に出発することにした。

石川達三、大江健三郎・・・


あれからずいぶん時は流れたが、自分で掛けた読書コンプレックスの札はまだとれていないのだ。

| 日々のこと | 09:43 | - | - |
残暑お見舞い申し上げます。
昨日、札幌の街をずいぶんと歩きました。暑かったです。

本日も旭川はたいへん暑い一日です。


どうぞ皆さま、気をつけてこの夏をお過ごし下さい。

| 日々のこと | 11:17 | - | - |
アルテリーベ
ラジオから流れてきたメロディーが、学生の頃アルバイトをしていたレストランでよく聴いていた曲だった。



その店はドイツ料理のレストランで、私はウェイターで、いつもルーマニアの楽団(クワルテット)の生演奏を楽しみながら働いていた。


彼らは、バイオリン、ピアノ、アコーディオン、ウッドベースをメインとしてチェンバロやナイ(パンフルート)などの楽器を操っていた。

陽気なメンバーが多く、汗っかきのバイオリン、豪快なタッチのピアノのオバチャン、ひげもじゃのパンフルート吹き、そして繊細な音色をたたき出し、いつも拍手喝采だったチェンバロじいさん。


名のある音楽家や指揮者がよく食事にみえていたので、彼らの腕前は確かだったのだろう。



その時に聴いていた数々の曲は、いつのまにか体の中にしみ込んでいて、ある日突然流れてきたメロディーに体が反応したという訳だ。

残念乍ら、ほとんどの曲名を覚えていないのだが、その時流れてきた曲はクリスティ作曲「愛の喜び」だということを初めて知った。

| 日々のこと | 11:48 | - | - |
18才の死
18才だった。「五月病」という言葉もあったかと思う。

東京で写真を学んでいたのだが、これといって進む方向など見当たらないでいた。


なんとなくS君と喫茶店に入った。

さえない顔をしている僕に突然彼は言った。


「君は信念がたりない」……


「信念?」


「そう信念。信念をもたなければならないんだ」


あまりの強い言葉に心の中にムチが入った。


――― 6月14日  18才、僕は一度死んだことにしよう ―――



あれからもう40年近く経ってしまった。

S君、元気でいるか?

信念を持って生きているか?

| 日々のこと | 10:17 | - | - |
今年のこぶし
 5月1日早朝。


うちのこぶしのてっぺんのほうが3ツ4ツ開花していて、ささやかながらちょっと遅めの開花宣言。


と、思っていたら夕方までにあれよあれよと咲き始めました。


翌2日は一人前の春のこぶしになってしまいました。

満開直前といったところでしょうか。


今年のこぶしの満開は少し遅いかなと思っていたら、なんだか例年通りにあっという間に追いついてしまったようです。

北海道のたいせつな春、もう少しゆっくりと通り過ぎて下さいね。

| 日々のこと | 10:11 | - | - |
4月4日の朝
 4月に入ってからの旭川は、毎日雪が降っています。


すぐに止むだろうとタカをくくっていたら、コツコツと積もってゆくではありませんか。

まさか雪かきができるとは…


頭も体も春になりたがっているようです。


天気予報では全国的に「爆弾低気圧」とかで騒いでおりますので、どうぞ皆様くれぐれもお気をつけ下さい。

| 日々のこと | 10:49 | - | - |
2枚のネガ
 三代目の写真館ともなれば、相当な量の撮影されたネガとプリントが倉庫の大半を占領している。


今回、思い切って整理をしていたら、おもしろいネガ2枚が出てきた。


それは父がローライの二眼カメラで写した若い母と幼い私が写っている写真だった。



以前、この欄の『人工衛星』で自分の記憶を遡ると2才の頃、入院していた北大病院の印象にまで辿り着いたことがあると書いたが、あいまいな部分も多かったので、その2枚のネガは貴重なものとなった。



その写真には、若い母は笑顔で写っているものの、私の顔はどうもしょぼくれている。

父のみやげらしいオモチャの電車を持って写っているのだが、しょぼくれ顔である。


そのせいなのか、そのネガは大きく引き伸ばされることなく、箱の中に整理されてしまったのだろう。



それから何十年と過ぎてしまった現在、しょぼくれ顔の幼い男の子はとても自分とは思えず二十代の若い母に励まされているようで、むしろいとおしくさえ見える。



同じく二十代の父も次回は息子のもっとましな顔を写そうと思ったか、このネガを箱の中に入れてしまったまま長い時間が過ぎてしまったのだろう。

| 日々のこと | 10:54 | - | - |
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