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ミスティ

 酔いにまかせて歩く雑踏通りを左に折れると、そこは同じ街とは思えないほど静かな下り坂の道があった。

その坂道の途中にその店はあった。

 

 その頃、その店のある特定のピアノトリオのライヴをよく聴きに行っていた。

暗い通りに映し出された店の明かりと、扉の隙間からこぼれてくるピアノの音から、いつも楽しみが始まり、それは記憶のない遠い異国の街角に立っている気持ちにさせてくれた。

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