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六十頌

写真とは妙である。

もうずいぶん前にハネた写真を改めて見直すと、

息を吹き返していることがある。

それは、写真の中の人物が大きく成長していたり、

この世にいなかったりするからである。

もちろんこれは人物に限ったことではないだろう。

写真とは、つまり、その時一瞬を捉えながらも、

時間という庫の中で眠らせることにより、

熟成していく表現物でもあるのだ。

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