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JAZZと文庫本
学生の頃、画家を目指していたT君は、いつも文庫本を手に2冊持って、僕の隣に座ってはJAZZのことをよく話してくれた。

音楽なら僕もよく聴くが、JAZZはさっぱりだったので、彼のJAZZ好きに感心し、レコードを買ってみようかという気分になった。

とりあえず何がいいのか尋ねると「ジョンコルトレーンかな」と彼は言った。



そして、僕はレコード店へ行ったのだが、頭に入れたその名前が出てこなくなり、なぜかジャズのコーナーからおみくじでも引くように1枚のレコードをつまみあげた。


グラントグリーン「ヒズ・マジェスティ,キング・ファンク」というアルバムだった。


後日、T君に会ってグラントグリーンはどう?と尋ねてみると「あ、あれね」というだけで、あまりお好みのようではなかった。

しかし、僕はそのレコードばかりしばらく聴き続けることになった。



ところでそのT君の手元にあった2冊の文庫本はいつもタイトルが違っていた。T君には、感心しっぱなしなのであった。

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