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アルテリーベ
ラジオから流れてきたメロディーが、学生の頃アルバイトをしていたレストランでよく聴いていた曲だった。



その店はドイツ料理のレストランで、私はウェイターで、いつもルーマニアの楽団(クワルテット)の生演奏を楽しみながら働いていた。


彼らは、バイオリン、ピアノ、アコーディオン、ウッドベースをメインとしてチェンバロやナイ(パンフルート)などの楽器を操っていた。

陽気なメンバーが多く、汗っかきのバイオリン、豪快なタッチのピアノのオバチャン、ひげもじゃのパンフルート吹き、そして繊細な音色をたたき出し、いつも拍手喝采だったチェンバロじいさん。


名のある音楽家や指揮者がよく食事にみえていたので、彼らの腕前は確かだったのだろう。



その時に聴いていた数々の曲は、いつのまにか体の中にしみ込んでいて、ある日突然流れてきたメロディーに体が反応したという訳だ。

残念乍ら、ほとんどの曲名を覚えていないのだが、その時流れてきた曲はクリスティ作曲「愛の喜び」だということを初めて知った。

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